◎「回想法」の紹介であり、回想法を当方で行えることでは、ありません。
回想法を利用する際のツールの一環として当方のデータ化サービスを利用出来れば
と思い紹介させて頂いております。
「今現在進行中」であったり、「近い将来」身近で起こりうるかも知れない、
大切なご家族、あなたご自身、の認知症への備えとして、「回想法」と言う
認知症の予防、認知症のリハビリへの効果が臨床の現場、実際の介護の現場
でも行われております。
回想法は1960年代にアメリカ老年学の草分けともいわれる精神科医、ロバート・バトラー氏によって提唱された心理療法です。
高齢者が昔の話を何度も繰り返す事はよく有る事で、ロバート・バトラー氏は、そこに高齢者の生きる力を引き出すポジティブな意味があるととらえた事が始まりでした。
一般的に認知症の症状は、「最近の記憶を保つことは困難で、昔の記憶は保たれている」
と言われています。
「昔のことを思い出して言葉にしたり」
「相手の昔話を聞いて刺激を受けたりする」
そのような事でも、
・脳の活性化
・活動性
・自発性
・集中力の向上
・自発語の増加
・精神的な安定がもたらされる
認知症の進行の予防や、リハビリにつながるとされています。
◎「自己の再確認」(自分がどのように生きてきたのか、どのような存在なのか)
今の自分を認め、両親や兄妹、自分の育てた子どもたち、どのような人々に囲まれていたのかを取り戻すきっかけになるとされています。
◎「時間の記憶をつなぐ」(過去と現在と明日を結びつける)
過去、現在と記憶の時間の流れの認識が入り乱れてしまっているのを、
想い出の写真、音、におい、味覚、物、話、等から
過去の足跡をたどり、今にたどり付き明日へと
思う気持ちを取り戻す効果も有るとされています。
◎「自信と希望を取り戻す」(自分に対する情けなさや失望を払拭する)
今まで出来ていた事が出来なくなってきたり、様々な失敗をしてしまったり、自分自身に対して、不安や苦しみを抱えておられる人がほとんどです。様々な事を成し遂げてきた自分の人生を振り返り自分への自身、誇りを取り戻すと共に、先々の不安を和らげ、 回想を通して、そうした希望と自信による活力をもたらす効果も期待されています。